デスクの端っこに、ひょっこりと現れた不思議なやつ。
その名は「ガチャ・パチン」。青い体にボタンの目、そして縫い目のようなお口をした、ホッチキスの妖精です。
ガチャ・パチンは、今日も左右ちぐはぐな靴を履いて、机の上をトコトコと歩いています。
彼の仕事は、バラバラになりそうな書類をひとつにまとめること。
でも、彼にとってそれは「留める」という作業ではなく、大切な気持ちをひとつに繋ぐ「ハグ」みたいなものなんです。
「大丈夫、君と君、離れないように僕が抱きしめてあげるからね」
そう言って、お口(ホッチキスの刃)をカチカチと鳴らしながら、彼は今日も書類をパチンとまとめます。
その仕草は少し無骨で変わっているけれど、誰よりも優しく、みんなを繋ぎ合わせてくれます。
ボタンの目でじっと見つめ、縫い目のお口でニッコリ笑うガチャ・パチン。
ちょっと不思議でちょっと不器用な彼は、今日もあなたのデスクで、誰かの大切な時間を繋ぐために頑張っているのです。
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