ある日、秋の公園を歩いていると、落ち葉の中に少し不思議なものを見つけた。
最初は普通の栗だと思った。
でもよく見ると、なにか様子が違う。
丸くて、つやつやしていて、しかも大きな目までついている。
「え…?」
思わず立ち止まって見ていると、その栗は小さく手を振った。
しかも、手にはどんぐりを持っている。
見た目は栗なのに、動きはまるで小さなキャラクター。
しかも、なんとも言えない表情でこちらを見ている。
正直に言うと、少し変だ。
でも、なぜか目が離せない。
とげとげの殻を背負って、丸い体でちょこちょこ歩く姿は、見れば見るほど不思議でかわいい。
秋の落ち葉の中で、どんぐりを持ちながら得意げな顔をしているその姿は、まるで「秋の主役はぼくだよ」と言っているみたいだった。
世の中には、きれいなキャラクターや、かっこいいキャラクターはたくさんいる。
でも、こういう「ちょっと変だけどかわいい」キャラクターも、なかなか悪くない。
もしかしたら、秋の森のどこかには、こんな不思議な栗のキャラクターが本当にいるのかもしれない。
そんなことを思いながら、落ち葉の公園を少しだけ楽しい気分で歩いた日だった。
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