2026年6月3日水曜日

小さな信長のいらっしゃいませ

小さな信長のいらっしゃいませ

大きな城を背にして、
小さな織田信長が立っていた。

黒と金の装束をまとい、
赤い羽織をひるがえしながら、
こちらへ小さな手を差し出している。

その姿は、戦国の覇者というより、
「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれる、
かわいい案内人のようだった。

けれど、ただ可愛いだけではない。

目の奥には、
どこか自信に満ちた光がある。

小さな体なのに、
後ろにある城の存在感に負けていない。

まるで、
「ここから新しい時代が始まるぞ」
とでも言っているようだった。

歴史の中の織田信長は、
怖い人、強い人、時代を壊した人として語られることが多い。

でも、こうしてちびっ子の姿になると、
その強さの奥にある好奇心や、
前へ進もうとする勢いが見えてくる気がする。

人を迎えるように差し出された手。

それは、ただの挨拶ではなく、
「一緒に面白いものを見に行こう」
という誘いにも見える。

城の中には、
まだ誰も見たことのない景色があるのかもしれない。

古い決まりに縛られず、
新しいものを取り入れ、
誰も進まなかった道を進んでいく。

そんな信長らしさが、
この小さな笑顔の中に詰まっている。

かわいいのに、少し頼もしい。

小さいのに、どこか大きい。

このちびっ子信長は、
見る人に元気をくれるような存在だった。

今日も城の前で、
明るい笑顔を浮かべながら、
小さな手をこちらに差し出している。

「いらっしゃいませ」

その一言から、
また新しい物語が始まりそうだった。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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