竹の葉がやさしく揺れる部屋の中に、小さな軍師が立っていました。
白と青の美しい衣をまとい、手には羽扇を持っています。
その姿は、三国志に登場する知恵の人、諸葛亮孔明を思わせます。
けれども、この孔明は少しだけ違います。
むずかしい顔で作戦を考えているのではなく、にこやかな笑顔でこちらに手を差し出しています。
まるで「いらっしゃいませ」と言って、静かな学びの部屋へ迎えてくれているようです。
後ろには山と川が広がり、遠くには蜀の旗が見えます。
机の上には巻物や筆が置かれ、灯りがやわらかく部屋を照らしています。
この小さな孔明は、戦いの強さよりも、考えることの大切さを教えてくれているように見えます。
力だけでは進めない道も、知恵があれば少しずつ開けていく。
そんな静かなメッセージが、このかわいい姿の中に込められているようです。
三国志の世界は、戦いや策略の物語として語られることが多いです。
でも、このイラストを見ていると、孔明の魅力はそれだけではないのだと思えます。
誰かを安心させる笑顔。
迷っている人を迎え入れるやさしさ。
そして、これから始まる物語へ案内してくれるような温かさ。
小さな諸葛亮孔明は、今日も羽扇を手に、静かな部屋の入口で待っています。
「いらっしゃいませ」
そのひと言から、新しい知恵の物語が始まりそうです。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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