2026年5月28日木曜日

ようこそ、森蘭丸の小さな門へ

ちびっこ森蘭丸

大きな門の前に、
小さな森蘭丸が立っていました。

立派なお城を背にして、
まるで来た人を待っていたかのように、
にこっと笑っています。

「ようこそ」

そう言っているように、
小さな手をこちらへ差し出していました。

その姿は、
戦国の武将というよりも、
物語の入口に立つ案内人のようでした。

白と紫のきれいな衣装。
腰に差した小さな刀。
そして、きちんとした立ち姿。

かわいらしいのに、
どこか気品があります。

森蘭丸という名前には、
織田信長のそばにいた若き小姓、
という印象があります。

けれど、このイラストの蘭丸は、
むずかしい歴史の話をするのではなく、
やさしくこちらを迎えてくれます。

門の向こうには、
お城が見えます。

春のような光が差して、
花びらがふわりと舞って、
古い時代の世界が、
少しだけ近く感じられます。

たぶんこの先には、
戦の話も、
忠義の話も、
悲しい別れの話もあるのでしょう。

でも今は、
そのすべての前に、
小さな蘭丸が笑っています。

「こっちへどうぞ」

そう言われると、
歴史の世界も、
少しやさしい入口から入れる気がします。

大きな物語は、
いつも大きな人だけが作るわけではありません。

小さな背中や、
まっすぐなまなざしや、
誰かを迎える一言から、
始まる物語もあります。

この森蘭丸のイラストには、
そんな明るい入口の空気がありました。

戦国の世界へようこそ。

その言葉が、
少しだけかわいく、
少しだけあたたかく、
画面の中から聞こえてくるようでした。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

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