白い背景の中に、ひとりの小さな信長が立っている。
大きな体ではない。
怖い顔でもない。
けれど、その目だけは、どこか遠くを見ているように感じる。
ちびっ子の姿をしているのに、まとっている空気には不思議な存在感がある。
黒と赤の衣装。
細かく飾られた鎧。
少し得意げな表情。
まるで、まだ誰にも知られていない未来を、ひとりだけ先に見つけているようだった。
織田信長という名前には、どうしても強さや怖さの印象がつきまとう。
時代を動かした人。
常識を壊した人。
恐れられ、語り継がれた人。
でも、こうしてかわいい姿になった信長を見ると、少し違ったものが見えてくる。
大きな野望も、最初は小さな胸の中にあったのかもしれない。
誰にも本気にされない夢を、ひとりで抱えていたのかもしれない。
笑われても、変わり者だと言われても、心の中では静かに燃えていたのかもしれない。
この小さな信長は、まだ天下を取っていない。
大軍を率いているわけでもない。
歴史の真ん中に立っているわけでもない。
それでも、どこか自信たっぷりに手を差し出している。
「これから面白くなるぞ」
そんな声が聞こえてきそうな表情をしている。
かわいいのに、ただかわいいだけでは終わらない。
小さいのに、どこか大きな物語を背負っている。
この画像を見ていると、歴史の人物も最初から伝説だったわけではないのだと思う。
始まりはきっと、小さな一歩だった。
小さな決意だった。
小さな違和感だった。
そこから少しずつ、時代は動いていく。
白い背景に立つ、ちびっ子の織田信長。
その姿はかわいらしいのに、なぜか目が離せない。
小さな体の中に、大きな時代の予感が詰まっている。
そんな一枚だと思った。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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