月の明るい夜に、
桜の花びらが静かに舞っていた。
古い町並みの道の真ん中に、
小さな真田幸村が立っている。
赤い装束に身を包み、
腰には小さな刀を差して、
それでも表情はとてもやさしい。
戦場へ向かう武将というより、
誰かを安心させるために現れた、
小さな守り神のようにも見えた。
大きな瞳には、
月の光と桜の色が映っている。
まだ小さな体なのに、
その背中には、
真田の誇りがちゃんと宿っているようだった。
差し出した手は、
「大丈夫」と言っているようで、
見ているだけで少し心が軽くなる。
強さとは、
大きな声を出すことだけではないのかもしれない。
こんなふうに、
やさしく笑って立っているだけで、
誰かの勇気になる強さもある。
月夜の桜道に立つ、
ちびっ子真田幸村。
かわいらしさの中に、
小さな覚悟が光っていた。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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