2026年9月16日水曜日
いらっしゃいませ!かわいい赤手児に出会った
日本の妖怪には、ちょっと怖いものから、どこか可愛らしく感じてしまうものまで、本当にいろいろいる。
今回描いてみたのは、そんな妖怪のひとつ「赤手児(あかてこ)」。
赤手児は青森県八戸市に伝わる妖怪で、古い木から赤い子どもの手のようなものが現れるという話が残っている。
名前だけ聞くと、かなり怖そうな妖怪だ。
でも今回は、そんな赤手児を思い切って「ちびっ子妖怪」にしてみた。
古い木の下から突然現れるのではなく、明るい表情でこちらに両手を伸ばして、
「いらっしゃいませ!」
と言っているようなイメージ。
赤い手も、この姿なら怖さよりも元気いっぱいな印象になる。
大きな瞳に、ちょっといたずらっぽい笑顔。
着物姿で立っている姿を見ると、昔の妖怪というより、どこかに本当に住んでいそうな小さな妖怪の子どもに見えてくる。
背景も、妖怪が似合いそうな古い日本の風景にしてみた。
木造の建物、石灯籠、緑、水辺。
昼間の柔らかな光が入っているので、妖怪のイラストなのに全体的には明るくて温かい雰囲気になっている。
こういう「怖い存在をかわいく描いてみる」というのも、妖怪イラストの面白さだと思う。
昔から伝わっている妖怪の姿をそのまま再現するのではなく、自分なりに想像してみる。
すると、怖かった妖怪が、急に身近なキャラクターに見えてくる。
もしこんな赤手児が本当にいたら、古い木の陰から突然現れて、
「いらっしゃいませ!」
と笑顔で手を伸ばしてくるのかもしれない。
そんなことを想像しながら眺めていると、ちょっと怖い妖怪の話も、楽しい物語に変わっていく。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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