夜の水辺を歩いていると、青い着物を着た小さな女の子がいた。
月明かりに照らされた長い髪は、水に濡れているようにきらきらしている。
その姿を見て、少しだけ足を止めた。
すると彼女は、こちらへ手を差し出してきた。
「いらっしゃいませ」
そんな声が聞こえてきそうな笑顔だった。
今回描いてみたのは、日本の妖怪「青女房」をモチーフにしたちびっ子キャラクター。
妖怪と聞くと、怖い姿を想像することも多いけれど、こういう可愛らしい姿にしてみるのも面白い。
青い着物に長い黒髪。
水辺に現れる雰囲気は残しながら、今回は怖さよりも親しみやすさを強くしてみた。
もし夜の旅館や古い茶屋で、こんな子に「いらっしゃいませ」と迎えられたら。
たぶん、そのまま中へ入ってしまうと思う。
ただ、妖怪の世界だから油断はできない。
「何のお店なんだろう?」
そう思いながら入ってみたら、そこから不思議な夜が始まるのかもしれない。
月明かりと水面の反射。
静かな夜の町。
そして、こちらに手を伸ばして笑う小さな青女房。
怖い妖怪ではなく、ちょっと会ってみたい妖怪。
今回はそんな雰囲気のイラストにしてみた。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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